Blog

園子温さんとのイベント

0-tc7Qow

すっかり寒くなってしまった今日この頃ですが、実は去る11月10日に下北沢B&Bさんにて『99歳ユダヤ』の関連イベントを開催しました(事後報告・・・)。

もう一人の主人公であるアダム(アダム・トレル)氏と著者の私、そしてビッグゲストになんと、なんとあの映画監督の園子温さん‼!!

ちなみにこんな感じの告知で。

http://bookandbeer.com/blog/event/20141110_99madenoshigoto/

あーー終わる前にこのブログで宣伝するべきだった~。でももう終わっちゃったんで、とりあえずどんな感じだったかといいますと、冒頭から園さん節全開、なおかつ本のテーマでもあるお金についてかなり詳しく教えてもらえ、日本映画業界の裏話とか、どんな映画や監督がクソか的なところまでばっちりお話いただけるという、本当に興味深いイベントとなったのでありました。いえーい。印象的だった園さんの言葉を思いつく限り記すと

●41歳まで四畳半に住んでいた。たった10くらい前の話。

●年齢に縛られるな。下積み時代も、「あの監督は今の自分より歳がいってから出世したから、オレもまだ大丈夫だ」と言い聞かせていた。でもさすがにこのままだと「園子温がいるから大丈夫」みたいなプロトタイプに自分がなってしまうのでは、と不安になってきたこともあった。

●まだまだ52歳。でも今後は長い休憩(オフ)も入れていきたい。1年仕事して1年休む、みたいな。

●ユダヤ的には家族のためにお金を以下に残すかが大事だそうだけれど、園さんとしてはそこは正反対。子供に財産を残したくない。なぜなら、ろくでもない人間に育つから。

●お金に関して斜にかまえる連中は確実にいる。アダムは若干斜に構えてる(笑)。

●四畳半時代から比べるといい暮らしをしているけど、上を見たらきりがない。ハリウッドの映画業界人の暮らしぶりを見ちゃってるから、まだまだ満足できない。

●映画監督にとって事務所やプロダクションに所属するメリットは全くない。それなのにマージン(30%だったらしい)をとられるなんて馬鹿げている。

●若い世代の育成なんて全然興味ない。むしろ若い世代が台頭してきたら困る。日本人監督にはいつまでもドメスティックにとどまり、舟を編んでいてもらえばいいんじゃないの。その一方で自分はアメリカで、現地の映画として映画を撮りたい。でもスタッフは多分日本人になると思う(むこうはユニオンがあって色々制限がでてくるから)。

●モントリオール映画祭は実はショボい。でも「あの」モントリオール映画祭で、と宣伝することで、大きく見せてる。高円寺映画祭くらいの規模だって、「あの高円寺映画祭で」と言われると反射的にスゲーと思うのが日本人。

●キムタクを排除しろ、というのはメディアがおもしろく書いただけで、別にそういったわけじゃないし、本人と険悪にもなってない。ただ宇宙戦艦ヤマトは・・・。毎年自主的に開催しているレジェンダリー映画祭(レジェンドになるくらいのクソ映画を上映する)にエントリーされた。

などなど。

でも『99歳ユダヤ』の本の内容をきちんと冒頭で説明してくださったり、色々配慮していただき、いち無名作家の私としては本当に感無量、ありがとうございますっ! な夜でした。楽しかったな~~。

園子温監督、アダム、どうもありがとうございました‼!!!!

 

 

-Blog
-,

© 2020 Hiroko Yabuki  A Tokyo - based Writer / Editor / Interpreter Powered by STINGER